体内のアンチエイジング
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私たちの体は60兆個の細胞から成り立っています。骨、血管、ホルモン、内臓、筋肉などの細胞の一つ一つは、すべて食事から取り入れた栄養から成り立っています。
そして、細胞は常に入れ替わっています。それらは栄養が不足すると、細胞の機能低下を起こすことになります。
ホメオスタシス(生体恒常性)は、体の外部や内部に変化が起きても、体を一定の状態に保とうとする働きです。その機能の衰えが老化になるのでしょう。
老化の原因としては
フリーラジカル説=体の中が錆びる(酸化)が原因で老化が早まる
テロメア説=細胞分裂に必要なテロメアが短くなりすぎるから、細胞分裂ができなくなる事での老化
等があると言われています。
中でも、フリーラジカルの代表的な活性酸素は、増えすぎる事により細胞を傷つけます。
糖化とは、血中にあるブドウ糖が蛋白質や脂質と結合する事で変性し、AGE(終末糖化産物)を生み出す事をいいます。
血糖値を急激に上げたりする事が原因とされます。
糖化は活性酸素を増やし、酸化を加速させ、老化を早めます。
老化を早めるのは、肉や魚や卵などの動物性蛋白質を取らない、野菜を食べない、炭水化物や糖のとりすぎ、加工食品のとりすぎ、飲酒喫煙、激しい運動、薬の常用などとかかれています。
体内でアミノ酸を合成するには、動物性と植物性蛋白質をバランス良く取らないといけないとのことです。
また、野菜は食物繊維、ビタミンやミネラルなどを含み、整腸作用があります。腸が活動しないと栄養がいき届きません。また、食物繊維には血糖値を緩やかに下げる効果があります。
加工食品は、トランス脂肪酸などの身体を酸化させる添加物が多く含まれ、ビタミンミネラルが少ない食品です。
飲酒や喫煙は肝臓を酷使して、必要なビタミンミネラルを奪い、活性酸素を発生させる悪しき習慣とも言えるでしょう。
体には、常に必要な栄養素を不足なく補う、ストレスの掛からない生活を心がける事が必要と感じました。