58歳女性、フェイスリフト
Q>私は58歳女性です。フェイスリフトにおける靭帯や脂肪を処理することにより仕上がりが自然で効果の持続期間が長いように某ホームページに記載がございます。私は出来ればフェイスリフトの手術は1度で最良の効果を出し、将来の弛みの予防効果も高い方が良いと考えております。2つ目の質問は、私の目の下、特に右目の目頭の下部分は脂肪が取り過ぎで少なく凹んだ印象もあり、涙がたくさん出ると、目頭から凹み部分に斜めに、普通の人ならできないはずの新たな凹み皺が出来て2、3日消えないこともあります。脂肪を注入しなくてもその印象や俄かに出来る皺の改善が望めますでしょうか。 3つ目はケーブルスーチャーを併用しての以前の下眼瞼手術の切開部分の外反ぎみな感じは改善されますか?最後に将来、肌質の改善のため金の糸を利用したいとも考えておりますが、ケーブルスーチャーを施術しても、その後、金の糸を挿入することもできるのでしょうか?
A>フェイスリフトについて靭帯と呼んでいるのはRetaining Ligament、脂肪は皮下脂肪およびBuccal Fatを指します。Retaining LigamentはSMASを剥がす際、皮膚切開部から見れば奥にある線維状のもので、大げさに「靭帯」と呼んでも、膝などの関節にある靭帯のような強靭なものではありません。さてSMASを引っ張るとは、SMASの下にくっ付いているRetaining Ligamentに糸を掛け引っ張る、SMASの端を切除し耳の前に縫縮して引っ張るの2つの操作を指します。脂肪に関しては皮下脂肪は顎にも多くありますので積極的に吸引しますが、Buccal Fat(上の奥歯の外側あたりにある粘膜下脂肪塊)は、外観上目立ちませんので、SMASを剥がした際、膨らみが目立つなら少々取るに留めるつもりです。この脂肪はしっかり取ると頬骨の下が窪む傾向なので、控えめの切除としております。 Buccal Fat(上の奥歯の外側あたりにある粘膜下脂肪塊)は、外観上目立ちませんので、SMASを剥がした際、膨らみが目立つなら少々取るに留めるつもりです。この脂肪はしっかり取ると頬骨の下が窪む傾向なので、控えめの切除としております。ケーブルスーチャーを併用すると頬骨前にある脂肪塊(Maler Fat)が引き上げられますので、窪みのような部分は改善します。ただ引き上げてまだ足りないと見れば脂肪注入を行います。私はハムラ法では狙ったところに脂肪を持って来るのは難しいと思っています。それはハムラ法の術中は下眼瞼の皮膚と筋肉をひっくり返しているから、頭の中で想定したところに脂肪を移動・骨膜に縫合する作業になるからです。なお細かい皺は脂肪注入でも、ハムラ法でも対応できず、それはケーブルスーチャーで如何に引き上げるか、睫毛の生え際で如何に余分な皮膚を切り取るかにかかっています。ただ切り取りすぎると外反しますから、今回の手術でも皺は改善するものの残るとは考えて下さい。ケーブルスーチャー自体には外反の改善の力が生じますが、余った皮膚を切り取る際、なるだけ皺が取れるように心掛けると相殺されて睫毛部分の外反気味は残念ながら改善度はあまりないとい思います。ただ下瞼縁の下に下がった感じは改善します(少し上がります)。金の糸の挿入は可能です、これを入れた場合サーマクールのようなかなり深いところに届くレーザーは控えた方が無難と思います。
2009年09月03日 コメント&トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリ: ヒアルロン酸・コラーゲンの注入 ボトックス リフト 脂肪 輪郭
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