睡眠と健康

2014年2月12日 健康

大雪が溶けて寒さが緩んできた都内ですが、週末には雪の予報も出ています。

寒い季節の方がよく眠れる人と、逆に睡眠障害を起こしやすい人と様々いらっしゃると思います。

最近、睡眠障害と言う言葉を良く耳にします。

ストレス等があり眠れない、自律神経の乱れによる不眠、朝型、夜型など生活サイクルの乱れによる不眠など、騒音などの環境による不眠、不眠に対する様々な症状や悩みをもたれる人は多いでしょう。

 

「脳にある生体時計は、25時間で動いています。しかし、地球の自転は24時間、この一時間分の時差のリセットをしないと心身に変調をきたしてしまうのです。その為に必要なのが、光と食事、運動、コミュニケーションと言われます。」(久留米大学神経精神学教授 内村直尚先生)

夜と昼にメリハリのある生活をする事で、睡眠の質が高まるとも言われています。

日中は、適度のコミュニーションや運動を通して活発にすごし、夜は睡眠を促すメラトニンを抑制する強い光を避けて、照明の照度を落とすと良いと言います。

睡眠は最低6時間程度は必要ですが、前日に短時間睡眠しか取れない場合でも、翌日にいつもどおりの睡眠時間が確保できれば、睡眠の質も向上し、元通りに回復する機能を持っています。

睡眠時間が少ないと、摂食ホルモンが増加して、満腹を感じるホルモンが低下します。

成長ホルモンや新陳代謝も低下し、子供だと背が伸びにくい、大人でも肥満になりやすいなど、健康上にも望ましくない傾向があります。

また、睡眠による脳の機能が回復できないと感情のコントロールができず、情緒不安定なりやすい、さらに内臓機能も低下するので、体調を崩しやすいでしょう。

心からリラックスして、睡眠の質を上げる為には、入浴は38から39℃のお湯で20分間位で終わるようにする。
入浴直後は眠りにくいので、火照りを鎮めてから眠る。夜間の運動は避ける。夜遅くに食事をしない。

昼間は活発に、夜は沈静化する事で、リラックスしやすく、眠りに入りやすい状態を作る努力も大切です。

眠っている間に、自律神経、脳、内臓などの全ての機能を整える事で、心身の安定を調和させられます。

 


a549926115 ( support@dr-kimura.com )

巣鴨で昭和39年から続く老舗の美容外科。 二代目の木村知史が美容整形、形成外科、美容医療全般を診療いたします。