腸活

2014年3月14日 健康

最近は、何にでも活をつける傾向があるようです。

就活、婚活、終活など様々ですが、健康のためには腸活をお勧めします。

なぜならば、幸せと健康の元は腸で作られているからです。

ストレスの多い現代人には、不摂生によるセロトニンが不足する生活を強いられがちです。

神経伝達物質であるセロトニンやアドレナリンの前躯体は、腸に存在します。

最近、うつ病患者が増えているのは、ストレス社会によるものと言われています。

しかし、食事の欧米化やファストフードの普及のなどによって、腸の長い日本人古来の食生活が失われ、腸内環境が乱れています。

アトピーやアレルギー、うつ病は現代病ともいえます。

子育ての基本は、食育と言います。家庭でバランスの取れた食事をしている子供とそうでない子供の集中力や情緒を比べれば、歴然とした結果が出るとも言います。

脳と腸は繋がっていて、脳がストレスを感じると情報が脊髄と自律神経を通じて腸の神経細胞に伝達されます。

過敏性腸症候群などの下痢やガスが溜まりやすいのも脳のストレスが関係あるのでしょう。

母乳で育てた赤ちゃんは、情緒が安定しやすいと言いますが、母子一体感によるものと、母乳には腸内細菌(ビフィズス菌)などの善玉菌を育成しやすい環境にする事からかもしれません。

食生活が乱れ、自律神経を乱すような不摂生やストレスが多い現代人が、いきなりキレたり、感情のコントロールが出来ない、情緒不安定、欝になりやすいのは当然の結果かもしれません。

まずは、腸内細菌(善玉菌)を増やす食生活、自律神経を乱さない朝型の生活、ストレスを溜め込まないコントロールによって、心身の健康は調整される事でしょう。

食生活は、ファストフードや加工食などの保存料が入っているものは避けて、食物繊維の多い野菜や酵素の多い発酵食品などの自然なものを取り入れるとよいでしょう。

食品としては、穀物では玄米、五穀米などの穀物や食物繊維の多いイモ類や牛蒡、大豆やアスパラガスやにんにくや玉葱などの水溶性食物繊維とオリゴ糖が含まれた野菜などが効果的です。柑橘系の果物もペクチンなどの水溶性食物繊維が含まれて整腸作用があります。

昆布やわかめや果物も水溶性食物繊維が豊富で、ほうれん草、南瓜、人参などの緑黄色野菜も繊維も多く、ビタミンも取れます。

納豆や味噌やヨーグルト、キムチや糠漬けなどの発酵食品は、言わずと知れた酵素を持ち整腸作用が抜群です。

水もなるべくならば、塩素の無いミネラルウォーターなど、天然のマグネシウムやカルシウム豊富な水が腸内も体内も整える効果があります。

腸活は、心身の健康を整え、美容に直結する王道なのかもしれません。

 


a549926115 ( support@dr-kimura.com )

巣鴨で昭和39年から続く老舗の美容外科。 二代目の木村知史が美容整形、形成外科、美容医療全般を診療いたします。